「ボンズ」アクションアニメの世界

2010年10月30日に、池袋にある新文芸坐でオールナイトイベント「『ボンズ』アクションアニメの世界」が開催されました。それに、行ってきましたので、そのときのことを記録しておきます。(ボンズナイトは、また別のイベントだよーん:検索の人→http://madeinearth.blog94.fc2.com/blog-entry-710.htmlなどをどうぞ)
上映作品と順番は次の通りです。
  • TVアニメ『HEROMAN』最終回
  • ストレンヂア -無皇刃譚-
  • COWBOY BEBOP 天国の扉
  • 劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者


夕方から同行者とご飯を食べつつ、まったりと待ちます。あんまりお酒を入れると速攻で寝てしまいかねないので自制しつつ。

よし、行くぞと会場である新文芸坐に行ってみると、すでにかなりの人が集まっています。場内は300人ぐらいの収容力?(整理番号が280を超えるような掲示があったので)ともかく、完売!だそうで、席の余裕が無いばかりか、パイプ椅子まで使ってギリギリまで収容という状況でした。入場は番号順で、中の席は自由でした。番号が離れていた同行者と中で合流。よしよし、いい感じですね!

見知った顔がそこここに見られ、やはり情報はもらさないね!とにやり。

イベントは、上映の前にトークショーがあります。ゲストは、
  • 南雅彦さん(プロデューサー)
  • 安藤真裕監督(『ストレンヂア~』監督)
  • 伊藤嘉之さん(『ストレンヂア~』『~シャンバラを往く者』作画監督)

そして進行は小黒祐一郎さん(アニメ雑誌編集者)。
当初、伊藤さんは「予定」となっていましたが、スタドラ(STAR DRIVER 輝きのタクト)制作が順調なのでっ!なので、ので?(汗)参加となりました。拍手!引っ張り出したのは、南さんの声だったようで。
そのトークショーを、ばばばっと書いておきます。例によって、整理する手間を惜しんでの記録なので、そこんとこご了承ください。

トークショー


3人と進行がご登場。挨拶から、笑いが巻き起こり今回も楽しいことになりそうなのが明白に。
安藤さんによると、伊藤さんがこういう場所に出てくる、今この壇上にいるのを目の当たりに出来るのは、すっごく貴重なことだそうで、2度と見られないですよ!というぐらいのことらしいです。ありがたや、ありがたや(拝)

『ストレンヂア』初見の人も何人か。
「うーん、ちょっと問題だなあ…」
中には「『ストレンヂア』目当て」でこのイベントに来たという人がいて、ゲスト陣は、あれ?ってことになってましたが、でもでも、気になってるけどなかなか見られなかった人が、初めて見るのが劇場でってのは、かなり幸せなことやと思う!よかったですね!!>該当者
で、フィルムが「きれい」だったというので、「今からでもかけてくれる場所があれば、上映していきますから!!」とゲスト陣。いやもう、うちらは願ってもないことで。つか、それをうちらに言われても…てところがあります(苦笑
年一回上映の件、お願いします>新文芸坐さん!

ストレンヂアについて


南:オリジナルで劇場版で。安藤さんはアニメーターだし、そしてアニメーターが活躍できる作品にしていきたい。その方向で企画し、実現するために安藤さんを起用。
安藤(以下 安):(いきごみ)ボンズの中で何年か仕事してて、年齢近いスタッフで作品をやりたかった。川元、逢坂両氏の下で仕事していた人々を中心に。そして、大きな作品を。
伊藤(以下 伊):ストレンヂア前にシャンバラ…だったよね??鋼をやる前にストレンヂアのパイロットフィルム作ってるのを横で見ていた。ストレンヂアを斎藤さんが人物設計するとなると、自分が入らなくちゃと思った。
小黒(以下 小):作画の魅力充実ですが、ねらって?
伊:作監だったけど、劇場作品は膨大な枚数であり、チェックしだすといくら時間があっても足りなくなる。作画陣の力ありきで、自分よりもその人たちのおかげ
安:作監を伊藤さんがやってくれることで、作業見通しの計算が立ちやすい。それが安心につながった。

で、その作業の思い出になると、壇上が大盛り上がり。
安:最後はすごく濃密な期間でした…(遠い目)。終わってよかった。(しみじみ)
小:監督を恨みました?>伊藤
伊:うーん?
安:スタッフから「(コンテに)線が多い」って言われたよね。当時は見えないことが、今この段階で冷静になると、「引く」ね(汗)もう二度とやりたくない。
伊:監督の絵コンテそんなに大変だと思わなかった。たまに出てくる飛丸のほんわか度にだまされました。

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南:(伊藤さんの仕事ぶり)なぜあの机で大判の絵のチェックができるのか!?というぐらい物があふれている。でも、ちゃんとチェックしてるんだよねー。
安:(伊藤さんの仕事ぶり)仕事の様子を見ていたかったけど、それどころじゃなかった
南:(絵コンテ)安藤さんはもともとアニメーターなので、要求度が高い
安:いや、自分が描けないところをコンテに入れて、作画にまかせた。自分で描かなくてもいいし、というところも。だから要求度が高くなってるかも
南:足し算のフィルムでした
小:引き算ある?
南:たいていの作品は、引き算。
南:なんか、わけわかんない作業やってたよね、俺。制作途中では、どんどん演技作画すすんでるのに、レイアウトからやり直すときもあったよね…
小:わけわかんないって、社長としてやらないことを?
南:仕分け作業とか。今やってるじゃないですか、あの仕分けですよ(笑。これはフィルムに入れる、入れない…。試写用の物を作らないと、まず他の人に見てもらえないから。なんか、最後の3ヶ月で、ものすごい手を入れたよね。なぜか。あー…、鋼ヒットしてよかったね。

共通点


小:今回の4本に共通するのは、犬
南:出さないといけない指示を出してるワケじゃないっすよ。アインは信本さんから出てきて、川元さんが作画参考で飼いだしたらコロっと変わって。「犬はこんな動きはしない!」とか。狼雨で川元だけが、あんまり文句言わなかったよな。

HEROMAN最終回見た人挙手!→わりといたので、めちゃくちゃほっとする壇上。

南:最終回に出てきた犬は、川元の作画です

天国の扉


小:アクション特集なのに、中村さんが来てない
南:はずかしがりやさんなんです
安:私たちが、伝道師となっていくのです。ストレンヂアは、無理してやってもらった。ラストは、鍔迫り合い無しのコンテで、その通りあげてもらったのに、「なんか足りない」と改善をまる投げしてやってもらった。ということで、コンテよりもカット数が増えることに。
南:みんなが彼に対して期待している、というより、「期待してしまって」彼が育ったという状況。ビバップ#1カフェアクションにコンテは無くて、それをやったのが始まり。天国の扉は、アクション作監という肩書きをつけ、あえて色々考えて仕事してもらうようにした。エスカ冒頭の斬り合いや、シャンバラは地下でのアクション(グラトニー造形含めて)を担当。…すごいアニメーターです。
安:中村さんコンテ部の作画をしたことがある。天国の扉タワーアクション後半、色んな人が担当する中の一人として参加。細かいとこは忘れてる…。中村さんの仕事を見たくて、そこに注意して見た。じっくりじっくり仕上げていく人。そこは自分と違う。飽きっぽいから。
伊:TVシリーズからやってた。天国の扉は、コンビニシーンのジェットが天井が降りてくるとこからスパイクキメまで担当。その後、入院離脱したのに退院してもやっぱり天国の扉やってたってゆー(遠い目)
南:間に合ったね
伊:(他作品のときも色々あったので)最悪の2年間
南:(ビバップは)面白かった。最初から劇場作品が作れるものだった。その中で、中村さんをどういうポジションで使うかと考えた。

JIN-ROHあたり?の後?沖浦さんとボンズの面々が一緒に仕事。てことで天国の扉OPやってもらった。

南:でも、リテークの理由がよくわかんなかったよな…。「線1本違う」って。周囲みんな「ん??」て。
伊:岡村さん西部劇、EDが村瀬さん。すごいスタッフ陣でした。
小:フィルムの仕上がりもリッチ?
南:…で・ですね!!なんと、サンライズが作り直して、ニュープリントですよ!…ストレンヂアのフィルムもきれいですけど。なんで、きれーな状態かって。それはどうなの。
小:ハロウィンですが
南:当時はハロウィンが今ほど浸透してなかったよね。最初、クリスマスにしようかって話があった。

これからハロウィンのときは、必ず天国の扉を上映するという話に、会場から拍手で賛同!

南:ビバップファンて、多い、らしいね。いやー、多いみたいなんだよ。米のコンベンションに行くと、サイン会とかやらされちゃうけど、ファンだっていう人が来る。世代が一巡してるようで、親にすすめられて子供がファンになってる。

シャンバラ


南:制作期間短かった
安:7月の公開2ヶ月前には、できてるだろうから、えっと…
南:う?うん、そ、そうだね(動揺)

南:なんか、春に公開していたらもっと…という声があるけど、それは無理!どうがんばっても無理!ということで夏公開になった。それでも、短期間に対応するべく、10人の作監とした。TVシリーズからやっていた人ばかりなので、レベルはわかってるから。モチベーション保ったまま劇場制作に入れたのがよかった。
伊:カット数多いのが大変だったけど、TVシリーズやってたスタッフのおかげで、何から何まで総作監としてやらなくてすんだ。

さいごに


HEROMANの海外展開がこれからなので、まずはそれから。大きなタイトルになればなと。そしてそうなるべく、TVシリーズを作ってきた。

とまあ、そんなこんなで、予定時間より過ぎての盛り上がりの中、終わったのでした。

上映


HEROMAN最終回をスクリーンで見る!すげえな。入場時に、HEROMANクリアファイル配布され、中に最終回までのあらすじなど、作品紹介ペーパーが!いたれりつくせり。
『天国の扉』他作品と遜色ないところがすごい。ニュープリントということは、2011年にイベントか何かやってくれるのか?と、勝手な期待がふくらんでしまってます。それにしても、「え?『天国の扉』の上映?うーん、えっと、フィルム…」てことが解消されるわけで、心おきなく上映会を開催していってもらいたいと思います!できれば全国キャラバンで!!

ロビーにて


ストレンヂアポスターとゲストサイン入り色紙@池袋

ゲストサイン入り色紙 サイン入りストレンヂアポスター

関連:
【新文芸坐】http://www.shin-bungeiza.com/
【WEBアニメスタイル】http://www.style.fm/as/index.shtml 小黒編集長によるサイト
【夜通しアニメ!なボンズナイト】 2009年の上映会レポ
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tag : ボンズ イベント

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