東日本大震災災害派遣実動部隊講演会 メモの2

2011年8月20日に、千葉県自衛隊協力会連合会主催の講演会が開催されました。これを聴講してきましたので、書き留めたことを記しておきます。

第2部


(つづき)

(空)

第1補給処


木更津。
松島基地での活動に必要な物資を扱った。
当初は、停電下での作業で、夜間は危険を伴うものだったが、作業が止まることはなかった。
色んな書類・伝票作成があって、それが手作業になってしまうのが大変だった。
松島基地内の隊員浴場を使った入浴支援も行った。この浴場に、利用者が書き込めるノートを置いていたらしい。はげみになった。

第1高射隊


習志野。
松島基地内の災害復旧支援隊に入る。
民生(住民要望によるがれき撤去とか)、入浴・給水支援など
松島基地の復旧作業も実施。とにかく、物資を運び込まなくちゃいけない!拠点場所として緊急に機能させる必要があった。

第44警戒隊


峯岡山。
災害復旧支援隊。
捜索時には、色んながれきの上を歩き、釘の踏み抜きが発生。靴をなんとかするどころではないので、靴底に工作してなんとかしのぐ。材料自体、あるわけじゃないので、ひたすら工夫して。
通常の日本上空警戒監視のレベルを落とすわけにいかない中、大規模派遣も行った(全国の空自で)。

(陸)

第1ヘリコプター団


本部管理中隊?は原発へ消防車を出した
第1輸送ヘリ群…「しかし、第2はありません」(そゆの、ここだけじゃないよねー)
特別輸送ヘリ 政府専用機とかね。ちぬさんJは540km、JAは1000km飛べるのだ
102飛行隊はUH60 1000km
霞目、八戸から大規模震災派遣、木更津、霞目から原発対応
CHは、当時稼働可能な機体を全て派出!
暗視スコープを使って、夜間も救出を実施
原発への放水「NHKで再三流していたから、ご存じですよね?」まずモニタリング機(UH60×1)を上げて、空中計測。放水用機GO。同時に後送機をJビレッジに待機(被曝隊員の搬送用)
水バケットは、千葉から借用。
当初、ホバリングでの放水だったが、被曝の危険から飛行しながらに変更。
除洗には4時間を必要とした。その間、隊員は機内で待機…。
原発の温度測定も実施。東電社員も同行。

第4対戦ヘリコプター隊


OH-1の人。
空から:発災時は実働に備えて状況確認→道路の様子などを中心に(通行できるのか?ということ)
陸から:給水・燃料補給。対隊員給食支援。

需品学校


浦安給水支援
石巻、いわきの入浴支援。
入浴支援隊長は関西弁…→どおでもええw
自治体による補助あり!→入浴施設設置場所周辺の砂のまきあげをおさえる散水。排水施設が無いので、排水可能マンホールまで簡易の排水路が必要。その材料の提供(雨どいだったとか)。排水部分の消臭剤提供。など

関東補給処松戸支処


落下傘部の整備工場長。
福島郡山FSA(前線活動部隊の直近でサポートする部隊)にはいった。
松戸から霞ヶ浦を経て郡山へ。霞ヶ浦は、東部方面対の補給拠点。ここでFSAを編成して郡山へ。
名取川以南と福島担任部隊に対する補給・整備支援実施。
朝、業者から納品をうけて、各部隊への振り分けをし、翌日配送。振り分けは、献立に基づいて行う。
およそ1ヶ月後、レンタルの冷凍車を調達して冷凍食品の扱い開始。このあたりから、急速に扱う品目が増える!ひー。
実は2月に大規模災害訓練をやったとこだったので、その時の経験が活かされた。

第2高射特科群


JTF増強幕僚。
岩手県庁で活動。岩手県のニーズの把握。9師団の活動支援。
支援物資の輸送任務。物資の状況把握。集積所でどうなってる?避難所への輸送。
県と担当部隊が日ごろから連絡を密にしておかないといけない。県の細かいニーズを把握するためには、担当部署の業務を理解している必要がある。

第1空挺団


101日間の活動。
千葉と福島で。
福島、20-30km圏内の避難と原発対処・
避難・誘導について、住民から聞き取り。部隊準備場所を4カ所。圏内にテント設置はできないので、ギリギリ外に設営。それはよろしくない、という声もあり。
郡山駐屯地に空挺団指揮所。
避難・誘導対象については、介護保険・年金受給者リストをもとにしていたが、結局残留者や意向把握のため、全戸調査を実施。
DMATと医官等の巡回診療に同行して、避難方法を相談。同意のない人は搬送できない。
当初、自治体、消防、病院…それぞれバラバラで手一杯で、連携できず。
その後、連携ネットワークとして、まず自治体との情報連携から、徐々に消防による緊急搬送情報の提供(全戸調査時と状況が変化する)とか病院による入退院情報の提供などで連携が広がる。
捜索については、警察・消防が進めていたが、人力でのものであったので、それでは対応できない集中捜索地を担当。
遺留品の整理、家屋の保護、がれき撤去も実施(任務外だけど、行方不明の人がその下にいるかも!ってことを理由に。でも、住人が戻ってきたとき、ひどい光景は見たくないよねってことで)。布団もたたんだりした。
安心感を持ってもらうために、民家への立ち入りは、必ず所有者の了解を得ている。「調整資料」という書類を作成。
捜索作業時に撮影した画像を自治体に提供し、自治体サイトに掲載された。(間接的な住民への情報提供)
また、作業実施前後の写真を掲載した「○○における各御自宅の状況」という書類を作成。住民への提供(…だったと思う。なんと、いたれりつくせり!)。
活動をまとめたスライドショー上映。これがまた、途中途中に、ほっとする笑いネタも入れたりして、なかなかの編集と演出!捜索の前後で、すっかりがれきが片付いてる定点観測は、感動物。

*****
…とかそんなこんなをやってると、予定の終了時刻を過ぎていた。
そして、ロビーに出てきたら、やはりと思ったけどもパネル展示はすっかり片付いていた。まったく、余韻を感じつつ、パネル展示を見てシメるってことは、あり得ないのねん。時刻厳守!は、わかりますがねー(苦笑)

ともかく、かわるがわる、ひたすらまくしたてられ、わああああと流された1日でした。で、それをふまえて、詳細は…という気分にもなったりしました。
こおいう報告は書類にしてはいけないのか、レジメ無しだったのが残念。いや、別に紙で無くても、どこかにアップされてりゃそれでもいーんですけども。サイトあったりなかったりだったら、統幕サイトにそゆのとか、最低でも地本サイトに参考資料を期間限定でとか…。あ、自衛隊主催じゃないから難しいのか。うー!
兵力の配置状況紹介5分とかってのがほどんどでしたが、そゆの、手許資料にまかせてしまえば?って思う。そうすると、もっと主要部隊の話に時間をもっていけるわけで…。ぐぬぬぬっと思うのでした。

とはいえ、実際の状況を伺うことができたこの機会は、とてもよかったです。協力会と関係部隊のみなさま、ありがとうございました。
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