サンライズフェスティバル2012颯爽 オールナイト上映「カウボーイビバップ」

2012年8月25日から16日にかけての深夜、オールナイト上映のプログラムに登場した「カウボーイビバップ」TVシリーズ。そしてその上映の前に行われたトークショウを観覧してきました。上映内容は以下の通りです。
5話 「BALLAD OF FALLEN ANGEL」 堕天使たちのバラッド
7話 「HEAVY METAL QUEEN」 ヘヴィ・メタル・クイーン
10話 「GANYMEDE ELEGY」 ガニメデ慕情
休憩
12話 「JUPITER JAZZ(PART1)」 ジュピター・ジャズ(前編)
13話 「JUPITER JAZZ(PART2)」 ジュピター・ジャズ(後編)
17話 「MUSHROOM SAMBA」 マッシュルーム・サンバ
22話 「COWBOY FUNK」 カウボーイ・ファンク
休憩
24話 「HARD LUCK WOMEN」 ハード・ラック・ウーマン
25話 「THE REAL FOLKBLUES(PART1)」 リアル・フォークブルース(前編)
26話 「THE REAL FOLKBLUES(PART2)」 リアル・フォークブルース(後編)

トークショウのゲストは、渡辺監督、信本さん、川元さん、佐藤さん。全体進行は小林さんというアニメ関連のライターをなさっている方でした(翌日のヤマトークにも、いらっしゃっててびっくり)

サンライズフェスのメインビジュアルにスパイクが登場。グッズにも展開されています
メインビジュアルにスパイク

当日は、来場者にアンケート用紙が配られ、質問を受け付けていましたので、その選抜の間に小林さんが時間調整しつつ各種告知。2012年12月21日にBD-BOXが発売になるので、その話になります。軽く場内のビバップ経歴を知るべく、まずはどのTV放送から、いやDVDですか?というアンケート。ソフトもどのDVDですか?とか(DVD前はとりあえずパス)そして、BD-BOXの特典内容の紹介。アマゾンセットとかバンダイビジュアルのショップセットとかあるので、個別に。映像的にBD用にさらに美しくなっているようで、そこオシでした。ちなみに、今回の上映はDVD用のマスターからのようです。オーディオコメンタリーのゲストに誰を呼ぶかは、この時点では調整中とのことでした。

そして、BD-BOXのPV上映。
ぬおー、やはり大画面でも遜色ありませんな。

そしてついにトークショウ開始。
(ちなみに、一言一句全てを速記できないし録音もできないので、細かいところあるいは致命的なところで違っている可能性があるので、やんわり読んでください)
ゲスト登壇で、それぞれ挨拶。

ゲスト挨拶


渡辺監督(W):渡辺です。前説長くて全然呼ばれないから、このまま終わりかと思いました。10年以上前の作品なのに、こんなに多くの人にみてもらえるなんてうれしいです。
信本さん(N):信本です。15年もたってしまって、X才になってしまいました…。でも、気持ちはあのときのままです!
川元さん(K):ようこそいらっしゃいました。15年ぶりなのに多くの人がこんな時間に集まるなんて。そしてこのメンツがそろうのは初めてです。どんな話になるのか楽しみです。
佐藤さん(S):佐藤です。えーっと、メインスタッフじゃないのが混じってますけど、誰なんだ?って話です。ビバップでは設定関係をやりましたが、脚本も書いてます。ビバップがデビュー作なんです。でも今回の上映には、担当話が入ってないですねぇ。ビバップの企画初期から関わってます。みなさんに書いてもらった質問を選びました。これをもとに司会ってことでこのあとやっていきます。

寄せられた質問を選ぶ


S:こういうイベントで、質問を受け付けると、たいていゆるい・ぬるいのがほとんどなんですが、そんなこと無かったです。しかし、この質問採用したら、燃えちゃってそれだけで終わっちゃいそうなアツイものは、あえてはずしました。時間ないので…。

スタッフで定期的に会ったりする?打ち上げ等でのエピソードあれば


小林:実際4人そろったのは、劇場版ビバップの打ち上げ以来でしょうか?
S:海外のイベント先で誰かと会うことはありますよねぇ。何より注目はここに信本さんがいる、ということです!
N:なつかしくもあり、次はいつ会えるかわからないので、来ました
S:他3人はどこかに行ってますけど、飲み会ぐらい
W:飲み会でのエピソードって何を言うの?
S:ケンカしたとか…
K:いろいろ飲み会の場はあっても、あんまり覚えてない。その場でサイン会状態になってて。ずーっと何か描いてる

(いいなあ)

W:とにかく、昔の作品なので、記憶が無いです。こんなことあったと言われても、あったよーな、なかったよーな…

月日がたって、当時は気づかなかったけど今ならこうだなということはありますか


S:そもそもビバップを、振り返って見ることがあります?
K:最近無いです。BOXが出るときは映像チェックしてます。
W:え、してるの?
K:ナベシンさんが、ちょこちょこいじってるんで。…当時は未熟だったし、でも精一杯やってたよね。15年前はそこにいたスタッフがみんな元気で、そこそこのスキルの人がそろっていたから、今に通用していると思う
S:失敗した、と思うことない?
K:えーっと…(汗)、それは今は言わない
W:サンライズ第2スタジオ(ビバップ制作スタジオ)は、サンライズであってサンライズではない集団でした。愚連隊、はぐれものの集まりってゆー。
S:そんな、自覚してました?
W:うん。で、はぐれものも、認められるようになったなあと思う。煙たがられてたもん。もう、どんな質問でも受けますよ!
S:見返すときに思うことは?
W:監督は見る度に直したくなるもんなんですっ!なんとかゲリオンみたくやっちゃう気持ちはよくわかるなぁ。BOXのときとか嫌々見てるんですけど、際限ないので色がキツイとか直してる程度。でも、全話見て、面白いんじゃないか!?と思います
N:先日、どこかでやってる再放送を見ちゃって。反省しましたよ…。もうちょっと早く書き上げられなかったかなーと思いました
S:その時の自分を思い出す?
N:そうそう
小林:佐藤さんは見返しますか?
S:たまにありますよ。基本的に見直すことはないです。脚本、ごめんなさい。デビュー作なんで。当時のつらい…いやいや、勉強になったことが思い出されます。
W:(佐藤さんは)なにしろ初めてなので、通常の数倍のボリュームで脚本が上がってきた。ほんとにこれ30分に入ると思った?っていう…。でも、書きたいことを持っている人だなと思った。で、こちらは使えるようにエッセンスをとりいれて作品にしました。「ブレイン・スクラッチ」なんかよかったですね。ただ、制作の仕方がフルデジタルということと、それも現在の作り方と違ったため、大きな画面に出すとつらくなるので出せませんでした。同様に「道化師の鎮魂歌」(村井さだゆき氏脚本)も。

アナログからデジタルへの制作移行期でしたがそれについて


K:デジタルカットとセルとで工程を完全に分けてました。セル特効(特殊効果)を入れる人が、デジタルはできないということで、質感などの処理は全て自分がやりました。作画もやってそれもやってと、俺、なんでこんなことやってんのかと…
W:今みたいにシステマチックになってなかったからね。担当なんて決まってなかった
S:ダラしないカッコよさ、というキャッチコピーありましたけど、今でも変わりなくダラしないカッコよさ
K:スキャンして抜いて特効入れたり。実験的なことをかなりやったのが20話。(道化師−)
W:当時の制作の話を今のスタッフにしても、信じてもらえないんだよなぁ。いや、ほんとなんだって!って言っても

スパイクの髪型はどうなってるんだ


K:…きましたね。
S:ええ
K:アニメーターにもさんざん当時から言われました。
S:何て言ってたんです?
K:気分で作画してくださいって言ってました。
S:コスプレーヤー泣かせな感じですね
K:自分としては、手首を返せば描けると思うんだけど…。多少くずれたっていいんですよ。風が吹いてるんですよ。
S:風ですか。…ということでみなさん、どう描いてもいいそうです。お許しが出ました!

エドは男の娘ではないですよね


S:あのー、みなさん、大丈夫ですね?エドは女の子だと認識されてますよね?…(監督に)女の子ですよね
W:エドは性別をこえた存在なんです。超地球的存在なんで、そんな質問ちっちぇ〜です
S:企画書で、キャラクターに女の子と男の子といましたよね
K:ネコのような女の子いたよね。ソファーでゴロゴロしてる子
W:5人組だったけど、5人も動かすのめんどくさくて
S:え、そういう理由だったんですか?
W:そう
K:5話(堕天使たちのバラッド)のエロ本万引きする男の子が、初期段階ではメインキャラだった
S:今、こんなに拾ってもらって、よかったねぇ。転落人生ももちなおした
W:涙なくしては見られません

好きなエピソード、キャラ


N:えー、んー、メインはみんな好き。ビシャスも好き。声も含めて。則夫さん、いいですよね
S:ビバップがギリでカッコイイキャラ声の最後じゃないでしょうか?
W:気の迷いというか
N:メインのスパイクとジェットがかっこいい声なので、あのぐらいの感じの人がいいですね。
W:強烈なアクが欲しかったんで。でも、強すぎた。
S:最初から決めてた?オーディション?
W:いや、ゲストはオーディションしてないと思う。(どっちだろうなやりとりしばしあるも、不明に終わる)
S:で、監督は好きなキャラは
W:とあるキャラを言ったらがっかりされたんだよね。海外イベントでことごとく。
S:えー?!、で、誰
W:ジュリア。(場内ざわめき) 俺だけはジュリアのよさがわかってるんだ!
K:僕は、アインです。作画をいくらでもしたくなる。不必要に動かしたくなる。作監じゃないときも修正いれたりして
W:勝手に修正してたんだ
K:監督はもうちょっと動物に愛を入れてもらってもよかった
W:犬に丁寧な描写を入れてたよ。あと、後半にかけてよくなってたはず。
K:(来場者に)ほら、アインを「犬」って言ってる時点でわかりますね。「マッシュルーム・サンバ」のところは、かなり思い入れがある。えーっと、逆にジュリアだけは自分の中で受け入れられなかったなぁ
N:ジュリアに対する反応は、スパイクファンが多いってこと?

スパイクその後


S:今回のアンケートでも多かったのがこれ。
W:(紹介された文面から)眠れないんですか?15年たってるのに、大変ですね
S:最終話は結論出たのかどうかしら、ということになってましたね。今日で彼をそろそろ眠らせてください。
W:余計眠れなくする、ということもできるよね
S:えー。じゃあ、今日のこたえってことで
W:はっきりとしたこたえは出してません。寝てるだけかもしれないです。ボリュームをものすごく上げるとイビキが聞こえるかも。見た人が出したこたえが正解。見た人にゆだねました。
S:僕も海外でよく聞かれる

BOX特典の書き下ろし小説


W:信本さんが書くらしいので
S:スパイクが寝た後か前か?というのも気になるよね
N:監督からの発注としては、スパイクとジェットの出会いの話だった
W:いやそれは、信本さんがビバップやってる当時そんなのを書くって話をしていたのに、いつまでたっても出てこないし忘れてるから!だから指示したんだよ。あ、BOXが延期になったら、小説のせいってことで
N:何も書いていないような冊子が入っていても、その気になれば小説が浮かび上がってきます!
S:(監督に)ミュージッククリップを作るようですが
W:何かやれと言われたけど、アニメを制作する余裕がないから、ミュージッククリップならなんとかなるかと。作るかもしれないし、作らないかも。
小林:となると確実なのは、川元さんですね。ジャケット等々書き下ろしが多数ありますが
K:描きます。ケーキ箱のときのアートディレクターと同じ人なので、その方向でオーダーがきてます。問題は、自分の引き出しに無い方向なので、理解するのが大変。前回のDVD-BOXのときは、横浜スタジアムのそばにあるバーでロケハンして作画しましたねぇ。ただ、モトネタが分かる人はほとんどいないかと
W:少なくともジャケットと、見えない冊子と見えないミュージッククリップがつきます。あ、ブックレットあるよね
S:回ってきた(汗)。えー、ブックレットは、某ミュージシャンに別の場所で書いてもらったものを利用しようとしたら、「えー、あれはシートベルツのために書いたやつだからだめー!」(よう子さんモノマネ)って言われたから苦戦してます。

…といったところで時間がいっぱいに。
S:本当に色んな質問があって、15年たったぐらいじゃ答えを聞けないような質問もありました。また30周年ぐらいのときに、もう一度聞いてみてください。

なんてこったい。
しかし、どんな質問…。
そして、この後、プレゼント抽選。座席番号を使って4名にサイン入りポスターのプレゼント。

最後に


S:つたない司会ですみません。というぐらいしか言えないので、質問にあった名台詞を教えてに対して、「君の瞳に映った僕に乾杯」というのをこたえておきます
N:え、なに名台詞言うの?
S:いや、これは僕だけです
N:今日は、暑い中ありがとうございました。これから長い時間ですが楽しんでください
K:これから朝5時まであるけど、あきることなく見てくれたらうれしいです。このメンツでみんなの質問に答えられてよかったです
W:上井草の片隅で作っていたときは、15年たってこんなイベントやるとは思いもしませんでした。まだまだ語り足りないけど、今日はありがとうございました

ということで、トークショウ終了。QA方式は話が進めやすくてよかったですね。
その後、上映があって朝の5:30ぐらいにお開きとなりました。
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tag : ボンズ イベント

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