引合から解船(ときぶね)まで

「(前略)
造船所の船舶技師の立場から、船とはどのように設計、建造運航されてゆくのかということを時系列に解説し、その中に出てくる理論や技術の内容などについても説明した。その際、単なる手法の紹介や専門用語の単発的な説明ではなく、それが用いられる背景、全体の中での位置づけや関連性に重点を置き、誰が読んでも分かりやすい解説を目指した。(後略)」(「序」より)
この本は、造船のことを、船の建造部分だけじゃなく、その前後含めた広いスパンで紹介しているものです。まさにタイトル通り、船主が造船所に話を持って行くところから、スクラップまで。
序で誰が読んでも分かるように、となってますが、基本的なことは聞いたことがあるとか知ってるとかいうのが前提であるのは否めません。
あと、理論説明に数式もバンバン出てくるし。
私は、別にその式がどうなってるとかそういうのはスルーできるのですが、わあ、数学だーてだけで逃げ出す人には、かなりつらいものかも。
逐一理解するわけじゃなく、でもまあ一通りは読みますかーと読みました。あれって何て書いてあったっけ?てときに読み返せばよいので。
とりあえず、水制動式動力計ってのは、ディーゼルエンジンの完成検査の場面で出てくるものだとわかったのが収穫かな。思わず付箋を貼っちゃったもんな。(→参考:【海自2術校見学のとき…】)
- 関連記事
-
- まず21種類も思いつかないって (2009/01/09)
- 引合から解船(ときぶね)まで (2009/01/09)
- 本とか映像・音楽とか (2009/01/09)
tag : 本