ザ・グリソムギャングでストレンヂア!

2009年2月14・15日に、『ストレンヂア 無皇刃譚』の上映会&トークショウが開催されました。場所は、【ザ・グリソムギャング】というシネマバー。シアタースペースと、バースペースという2つの場所が隣接したお店です。(シアタースペースでお酒を飲みながら鑑賞・・・できるかもですが、カウンターでスクリーンを見るとかってのではなく、まるっきり映画館です。詳細はリンク先でどうぞ。)
15時開演で、まず上映会。それからトークショウ。その後、懇親会という名の飲み会。参加費用は2500円。
トークショウは、最後にQAありーの、サイン会ありーのでした。

会場には、展示物として以下のものがありました。(自由閲覧)
プレスシート、3つの動画セット(コピー)、NT収録版権イラストのレイアウト&原画、背景画2点、人物設計設定資料集、美術設定集。(資料集2種は、2日目のみ)
また、パンフレット、B全ポスター、B2ポスターを販売し、チラシ2種が自由配布されました。

とにかく、1時間半から2時間のトークがねー。QAも含めて、範囲が「ストレンヂア」だけじゃなかったのもあって、何をどう整理したものやら、と。メモも追いつかない感じで、後から後から書き漏れを補足してて、とんでもないことになってます。

今回の企画人のプロフィールがわからなかったのですが、企画自体は、その人が別イベントでスタッフを囲む会に参加したところ、とても面白かったので、こういう場を他の人にも提供したい、というところからだったようです。なんて、いい人なんだー。配布資料も作ったりして、がんばってはったのですが、いかんせん、場慣れしてないからもうトークショーが大変なことに。相手が南さんや、安藤さんでよかったですね、というところです。(最悪、放っておいても進めてくれる)今回の様子を見て、ひょっとして新宿ロフトで、オールナイトトークショーをやっても、十分いけるんじゃないの?と思ってしまいました。安藤さんの好きなものトークだけでも、軽く一晩いけると思います(笑)。

1日目


南半球でしか受けないのか?という流れの中(ブラジル)、イタリアで受賞したので盛り返した。でも、日本で何も無いのが・・・。アカデミー賞がねぇー…!他のノミネート作品知ってますか?ぜんっぶ3D!3D賞を別に作れっちゅーの!
という吐き出しもありつつ(笑)。
作品についての、事の発端、絵的なこと、キャストの話などを一通り。
「指輪物語が監督の原風景をベースにしていることをヒントに、日本も昔の風景をそのまま映し出せばファンタジーとして観てもらえるのでは」
なんて話も。そして、アニメ作品なのだから、意図してマンガ映画として作る。

いやーもう、拍手!(心の中で)でした。リアル路線も、アリですが、そればかりになっているのは、どうかと思うのです。それに、うまくマンガ映画するにも色々気をつける「程度」があると思うんですよね。それらを、ちゃんとしているのは、そのつもりで一貫してるからだとこのトークではっきりしました。

あと、実は会場に富岡さんもおられて、トーク途中途中でいきなり話をふる場面も。
「えーっと、あそこは、やったんだっけ?」
「?!えー、いや、やってないです。あそことそことがXXで・・・」
絵の話になると、中村さんについても言及。当初から、ラスト担当は決まってたよねー、とか。

海外での反応については、出張して会場内を見たときは、笑うところで笑ってたのでほっとした、という話がありました。

QA(はてしなくざっくり紹介)
・サンライズで得られたものは
今の仕事のベースは、全てここで働いていたときに身に着けたもの。
・ザムドでTV以外の提供手段をとったが、今後増えていくと思うか
思う。今回は、タイミング的にいいシステムと出会えた。結果的に時差が生じているが、もとは、全世界一斉配信のシステムが決め手だった。(インターネットは配信面で規制が存在するが、今回のはPS3さえあればよい<瑣末なことはさておき)
・植田さんとの話
サンライズ入社時から上司・部下。
「ハガレン」発表時に、会場に植田さんの姿があって、「生意気なやつめ、とでも?」(注:このへんウロ)と思っていたら、アニプレックスの人になってた。こうなってくると腐れ縁。
・海外までを含めて女性ファンについて意識していることは
海外でも女性ファンが増えてきている。日本のキャラ(デザインとして)が受け入れられてきている。
・ストレンヂアで敵役が中国人なのは
日本の中だけだと、それこそ海外で難しい。それに、他の国の人が出ると、武器のバリエーションが出る。
・TAFの参考出品から時間がかかったような
この作品は、たまたまフィルムができたから、参考出品していたが、公開までの時間としては特別かかったということもなく、たいてい劇場作品ならこれぐらいはかかっている。この間のほとんどは、脚本つくったり、資金調達したり、興行先探したり。(まだ回収できてないー・涙)
TAFで流していたのを、剣術の先生が見て(何で会場に・・・?)、「軽い。日本刀はあんな風に扱えない」とかなんとか言い残していったとか。
・続編は
ストレンヂアに限らず、色んな作品で続編とか後日談とかがある。いつかできればいいけど、なかなか…。(ネタとしてこんなの、という例にヒヲウが!こーんな、あーんなって話を聞いて、うおーっ、はげしく見たい!見たいっすよぉおと心の中で叫んでました)

しめくくりに…(はげしく似てないので、そこんところのツッコミは無しでお願いします。
1日目のシメ
【→表示】

2日目


安藤監督ですー。と、登壇されて挨拶・・・のつもりが、早速トーク炸裂(笑)
「いやあの、まず、座ったら?」という声かけがあって(声の主は、もちろん進行役ではない)ようやく、
「あ、ああ・・・」と気づくというツカミ。

場内の人数が、公開中劇場で入っていればねぇ・・・という監督は、2回劇場でご覧になったようです。いずれも、監督以外の観覧者は一人(涙)。そのうちの1回は豊洲ですってよ!!
豊洲ですよ!豊洲!(東京臨海部の場所です)
新しいシネコンでしてね、音響も、抜群な施設なんですよ!
なのに、監督いれて二人!

なんてことー!(叫)

作品制作の場面について徒然に。
監督と脚本の高山(はしご高ですが以下この表記にしておきます)さんとで、まず最初にやったのは共通認識をもつこと。好きなものは何とか、好きな映画や音楽などなどから。
ストレンヂアのウリのアクションについては、見せたいものではあるが、新しいことをやるのではなく、今までのものを使って表現していくことにこだわった。最近のアクションシーンに対して、「それは違うんじゃない?」という監督の考え。

映像について、「カメラを振りすぎている」と言われることがあるが、実写映像の方がすごいことになってると思うので、そんな意識は無い。

アニメーターとの認識あわせは、意識的にやったことはなく、すでに色んなものが共有されていた。好きな映画のDVDが、あちこちの棚に見られたりして。

過去に「これはすごい」「かっこいい」という話、シーン、タイミング、などなどが積み重なって、それが無意識のうちに「この場面のこれはこうする」という出力になっているようで、「これはあの作品のここですね」というところが随所にあって指摘される。指摘されて始めて、「ああ!そう。そういえばそうだー。」と気づく。

企画時の南さんからの条件として、「復讐劇はNG」というのがあった。

脚本があがってくると、かなりこの先障害が発生するなあという部分が見られ、大丈夫かなあと心配になるぐらいだったが、監督も「これが最初で最後かも。だからやれることをやるぞ」てなもんで、突き進んでいった。そういう突き進むことができたのは、プロデューサーである南さんのお仕事のおかげ。(そのへんの話を、昨日聞いておけばよかったのにねぇ…と監督)

そしてようやくできあがった最終段階の映倫チェック!
そもそも脚本チェック段階で、かなーり厳しい情勢だったようで、さあ試写。南さん、安藤さんはもちろん、松竹の人も、ガッチガチ。いいいいいったいどうなる?!と、オープニングパートで首が飛んだー!ああっ審査員がメモったー!!!どどどどーしようーーーーー!
てなことになってたようで。
初手からそんなもんだから、もう、「終わった…」ぐらいのもんですわね。
しかも上映後に協議タイム。
「こんなことは初めてですよ」と松竹の人が言ったとか言わないとか。
で、下されたのが、PG-12。しかしそのままではR-18になっていまう。条件は、名無しが羅狼に止めを刺すところをなんとかすること。最後の最後にそういう部分が出たものの、指定はPG-12。これはもう願ったりかなったり、というところ。ターゲットとして中高生あたりに見られればいいので、R-18はもちろんR-15ではなかったというところで、ほっと一息だったようです。小学生にあの作品でぐっとこられてもなあ…ということで、そこらの年代は切り捨てていました。

アニメは、描かなければ何も無いので、情報は入れていく必要があるが、説明はいらない。

仔太郎の使い方をうまくしないと、主人公に封印を解かせ、人殺しをさせる必要性がもってこれない。「赤池様の城のことは、オイラよく知ってんだぜ!」なんて仔太郎は見たくない。そこで温泉のとこと、子供なりの気遣いを見せる洞窟のシーンとなる。

しかし、それにしても、国内映画誌で、ちっとも採り上げてくれなかったなあ。

だ、だれ・・・
実は描きやすいじゃないかと思っていたのですが、全然描けなかったので、こんな服装でした、ぐらいの参考に見てください。あえて、誰とは書かないでおこうっと(汗)

QA
・名無しの影働きとは
情報収集ほか忍者的なこと。内部に入り込んでそれを流す。ざっくりとしたことしか想定になく、具体的な設定は無い。設定ありきのことはしたくない。「好きなよーに作っちゃってくださいー」
コミック版には、後にトラウマの原因になる兄弟とのかかわりを入れてもらった。
・バランスがよく、キャラも立ってると思う
アクションを際立たせるには、いろんなもののバランスとリズムが重要。キャラは脚本段階でできていたことが大きい。高山さんのおかげ。このキャラならではのシーンやセリフばかりである。
・アクションのつながり
意図的にしている。
戦いは、熱くなった者が負ける。つまりそういうことで羅狼は負けた。
・キャラの年齢
ちゃんと決めて無いような…。脚本は、全体的に高めの設定だったが、アニメ作品としてはということで下げた経緯はある。大体は次のような感じ。
名無し:20代半ばの数年範囲
羅狼:30から前半
ショウゲン:30代後半(人物設定には35歳とあった)
・スタッフに人気なのは
飛丸。
名前は脚本にあったものだが、当初は変更しようと思っていた。結局、時代劇っぽい名前が欲しくてこれに。
・名無しに殺される兄弟
一人は折笠さんだけど、もう一人は?
・長瀬&知念
声質の相性がとてもよかった。順番に録音していったが、それによって技量の上昇具合と作品がシンクロした感じでうまく合った。最後の張り上げる声は計算外のことで、あれをフィルムに焼き付けられたのがよかった。
・女性ばかりの参加(2日とも9割越えるお客さんが女性)
作品として、なんとなく女性の方が受け入れられるのでは、ということはかねてから思っていた。今の若い男性には、無理かもなあ、と。だから、それがはっきり裏付けられたかたちである。

・来場者へ
配給もがんばってます。これからも応援してください。
この作品を知ってもらうためにも、次回作、その次と作品を作っていく。そうすると「ストレンヂアが初監督作品」と出るから。違うジャンルも作りたい、時代劇も二度とやりたくないと思ったけどやっぱりやりたい。ともかく、いつかアニメの神様にほほえんでもらって、また劇場作品を作りたい。

以上

当サイトの関連頁
【安藤監督とストレンヂア!】
【ストレンヂア上映会・・・はおいといて】
【レポ・BONESクリエーターズナイト】

【楽天倉庫・『ストレンヂア 無皇刃譚』の頁】

公式ブログ【完売御礼】

コメントありがとうございます!
>いやー凄く楽しそうな2日間だったみたいですね!
>女子率が高い
予想外のことでしたよー。女性も多いとは思うけど、ここまで偏った比率になるのは、かなりまれだと思います。

>またこういう企画はどんどんやってもらいですね!!
ほんっと、やってもらいたいですねー!!
スクリーンで「ストレンヂア」を見てない人は、まだまだ多いと思うので、どこかでやらないかなあ。
関連記事
RSS・メッセージはこちら
【area-BログのRSS】【メールフォーム】 拍手する

theme : 邦画
genre : 映画

tag : イベント ボンズ

comment

当ブログのコメントは、管理人承認後も非公開といたします。 コメントは一部または全文を、そのコメントがつけられた記事に匿名扱いで入れます。匿名とするために、一部文章を変えることがあります。
Secret

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

FC2カウンター

更新履歴より最新の3件


Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...
pixiv投稿品
area-B各種サイトへ
フィードメーター - area-Bログ
area-Bログ最新記事
カテゴリ
ユーザータグ
下記単語をクリックすると、その単語をタグ(キーワード)に設定している記事だけをとりだすことができます。

海自  ボンズ コミケ イベント 陸自 横須賀 NHK 東京 東京有明・お台場 晴海 空自 千葉 観艦式 習志野 返信 海保 横浜 DVD 船橋 幕張 大阪 空へ 下総 CD テレビ 神戸 米軍 月島 BD 同人誌 ラジオ 映画 小樽 京都 名古屋 TV 豊中 新宿 船の科学館 佐世保 年賀状  造船 

月別アーカイブ
10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07 
RSSをどうぞ

QRコード
QR
検索フォーム
WEB拍手
コメントや連絡などにお使いください。
web拍手 by FC2
お世話になってます♪
アフィリエイトリンクでーす。
J Tweet
RSS
骨ったー
タイドグラフ
nextnbsp;